ジャズ部は何のために創ったのか?

吹奏楽部があるのにジャズ部を創部して、その後転勤。自分自身は今でも音楽活動は続いているけれども、ジャズ部に在籍していた生徒たちは卒業してどうなったのか。

吹奏楽と違って、ジャズ部に関してはコンクールなんてなかったので、ジャズ部員のモチベーションは自分たちのライブが一番。そんなに頻繁にライブは出来なかったが、一番多い年で9回演奏を頼まれて、1回の自主ライブができた年があった。

また、練習が始まる前に1日1曲、部員の一人が選ぶ曲を皆で聞いて、選んだ人がどこがいいのかを皆に説明してから練習を始めていた時もあった。

そういう活動の中で、ジャズ部が目指していたものは、自分自身としては生涯にわたって音楽に接して楽しめる人造りであった。いい演奏を目指していたのは間違いない。けれども、高校生から初めて3年間でプロのような演奏ができるかと言ったら、できる人のほうが圧倒的に少ない。それよりは純粋に音楽を楽しめる方が良い。いい音楽を感じられる方が良い。大袈裟に言うと音楽文化の向上である。

こういうことを思い出させたのは、昨日卒業生がひょっこり帰省して会うことになり「今でも楽器やってます」という話を聞いたからである。そういえばジャズ部の卒業生は、卒業してから楽器を買ったりジャズセッションを聞きに行ったりしているので、音楽を楽しむ人を造るという目的は結構達成できていたのかもしれない

http://www.imxprs.com/free/pines/tb-music/music←今でも続いている音楽活動

コメント

人気の投稿